X線検査装置

X線検査装置は『異物の検査』だけではなくもっと優れた仕事を行います。

個包装された商品をパッケージの中での数量や形状不良を見抜きます。

連続包装された粉末は重量チェックが出来ませんがX線検査装置は

個々の質量を検査することができ、同時に異物検査も行うことが出来るのです。

また、カキやホタテ、ピーマンなどの大きさの違いによってランク分け、

Sサイズ、Mサイズ、Lサイズのように分類することも可能とします。

これら以外にも応用できる例がありますのでこれから説明して参ります。

X線検査装置 IX series

ここが魅力

高精度・高感度のX線検査装置で生産ラインの安全・安心に貢献します。

X線検査装置とは

検査原理

step
1
X線発生装置から発生するX線が、コンベア上を流れる被検査物に放射線状に照射します

step
2
ラインセンサが被写体を透過したX線を受光します

step
3
受光した透過量を数値化し、画像に変換します

step
4
画像解析により異物混入を自動判別します


異物を検出

ポイント

人にも食品にも高い安全性を確保

作業者に対する安全対策

X線照射中は、前面及び側面、背面の赤色ランプが点灯します。

機械扉を少しでも開くと、直ちにX線の照射が止まります。

防護カーテン、コンベアなどの部品が装備されていない状態ではX線の照射が出来ない構造になっています。

誤って機械内部に手を挿入された場合は、X線の照射を停止します。

食品に対する安全対策

X線照射部に食品が滞留した場合、X線の照射を停止します。

運転開始時に被検査品が下流に流れるのを防ぐ為、一定時間強制的に振分動作信号を発信します。

補足

✽ 本製品は、遮蔽された筐体の中でのみX線を照射する構造であり、「電離放射線障害防止規則(第2章第2条)」に定めるX線漏洩量が3ヶ月で1.3ミリシーベルト以下になります。従って電離放射線障害防止規則に定められた、管理区域の設定や作業主任者選定の必要はありません。

✽ 本製品の照射する食品の吸収線量は、食品衛生法関連規則で定められた吸収線量(0.1グレイ以下)に適合しています。

✽ 本製品を使用する事業者は、X線装置設置工事の30日前までに、その計画を管轄の労働基準監督署長へ提出する必要があります。

IX(X線検査装置)の特長

独自の画像処理技術GAを搭載

異物を高感度で検出する独自の優れた画像処理技術を活用。

蓄積したノウハウを凝縮し、多種多様な検査に対応するGAプログラム

の搭載など、より使いやすく進化しました。

進化的画像処理【GA】

画像処理として仮想的に異物を含めたX線画像を用いて、商品毎に適した画像処理

アルゴリズムを選択することにより、高感度に商品を検査します。

✽ 「進化的画像処理」は国立大学法人横浜国立大学の登録商標です。

例:  ウインナーの異物検出
進化前の画像処理
初期世代の異物抽出の様子
ウインナーの凹凸ばかりで異物は抽出出来ていない。
進化途中の画像処理
10世代付近の異物抽出の様子
3つの異物がウインナーより大きく抽出されている。
進化した画像処理
100世代付近の異物抽出の様子
異物がさらに大きく抽出されている。

高感度検査によるCCP管理の強化

商品に最適なGAプログラムで検出したい異物を高感度に検出します。

(A)微小硬質異物
 (B)微少軟質異物
(A)をターゲットにしたプログラムを選択(B)をターゲットにしたプログラム(A)と(B)のGAプログラムを使用した場合
→全てのテストピースを検出
GAプログラムを使用しない場合
一部のテストピースを未検出

密閉構造でトラブルリスクを軽減

IX-PD / IX-G2 / IX-GN / IX-EN

IXシリーズはクーラー、またはヒートシンクを搭載した密閉構造です。

外気中に粉塵などの侵入を防ぎ、装置トラブルを低減します。

装置を埃からブロック

清掃性が高いサニタリー構造

本体はオールステンレス構造で、検査室には防水構造を採用しています。

また丸パイプ脚やオープン設計により清掃性に優れています。

かんたんな部品脱着

防護カーテンベルトコンベアフレーム

大型タイプの清掃性

①検査室のドアが開く
観音開きで清掃作業の邪魔にならない。

②コンベアが引き出せる
本体と完全分離できるため、水をかけて隅々まで清掃可能。

標準搭載ソフト

高度な画像ソフトを駆使して、異物検出と同時に高精度な製品検査を行います。

欠品検査推定質量機能
商品の個々の面積や周囲長、濃淡などから商品がOKかNGか判別します。X線検査画像を分析し、被検査物の質量を推定します。個別の質量検査が不可能な連包商品や、農産物、水産物のランク選別などに活用できます。
ピーマンの個体質量X線検査装置での推定質量

マスク処理

商品の特性に合わせて、誤検出しやすい箇所をマスキングし、

異物と認識させることなく検査します。

マスク処理により異物の検出感度が向上します。


外箱の外周マスク

パターンマスク

明度マスク

エージレスマスク

バリエーション展開

IX-PD Series  直接変換型デュアルエナジーセンサタイプ

IXシリーズのハイエンドモデル

高度なデュアルセンサを搭載し、微少異物と軟質異物の両方を高感度に検出します。重なりや凹凸のある商品でも食品と異物の差を高度に判別し、誤検出率を低減させます。
例:カット肉にテストピースを貼り付けし、従来機と感度を比較

IX-G2 series デュアルエナジーセンサタイプ

軟質異物を高感度に検出できるモデル

性質の事なる2枚の画像を比較し、異物を物質の違いから検出します。重なりのある商品や異物と認識しづらい骨などもクリアに検出することが出来ます。

エネルギー分析
透過力が弱い画像透過力が強い画像エネルギー分析の結果  異物のみが検出される従来方式の結果  異物と食品が区別できない

食品と異物を物性で分別

1
H
水素
2
He
ヘリウム
3
Li
リチウム
4
Be
ベリリウム
5
B
ホウ素
6
C
炭素
7
N
窒素
8
O
酸素
9
F
フッ素
10
Ne
ネオン

← 食品に多く含まれる元素(水素・炭素・窒素・酸素)

11
Na
ナトリウム
12
Mg
マグネシウム
13
Al
アルミニウム
14
Si
ケイ素
15
P
リン
16
S
硫黄
17
CI
塩素
18
Ar
アルゴン
19
K
カリウム
20
Ca
カルシウム

異物に多く含まれる元素(石・ガラス=ケイ素、硬骨=カルシウム等)→

IX-GN series スタンダードタイプ

イニシャルコストを抑えつつ高精度に検査できるモデル

独自の7段階画像解析技術を搭載し、異物を好感度で検出します。さらに、初期登録されているGAプログラム群から選択するか、個別に商品に合わせて作成したGAプログラムを、最大4つまで検査に反映させることで、より高感度な異物検出をサポートします。

IX-EN series 長期保証タイプ

イニシャルコストだけでなく、ランニングコストのメリットも期待できるモデル

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IX-ENシリーズの保証期間は、他のシリーズよりも大幅に長い最大15,000時間です。安心してお使いいただけます。

最大 15,000 時間保証 約3倍

✽ ご購入から3年、または使用時間15,000時間のどちらか
早い方まで保証

✽ IX-EN-✽✽93の場合

IX-GN series 大型商品用

IX-GN-5523
IX-EN-5592
IX-GE-6512/6522/6521

ダンボー箱やクラフト袋、ブロック肉などの大型商品用です。

IX-GE-B3043
ボトル商品用

ボトルや紙パック商品用です。

IX-GE-1063
最小商品用

業界最小クラスで省スペースに設置することができます。

【-S model】コンベア延長仕様

コンベアを延長することで乗り継ぎを減らし、商品を安定的に搬送します。

【-H model】台形コンベア仕様

食肉などの裸商品や固形調味料等のバラ状態の商品用です。

機長短縮

【-A model】開口高仕様

開口部が高く背の高い商品も高感度で検査します。

【-K model】高防水仕様

IP69K相当での高圧洗浄に対応します。

【-N model】かみこみ・薄物検査用
シール部への商品かみこみ検査や厚みの薄い商品用です。
欠品

両面アルミ包材の
錠剤欠品検査

シールかみこみ

シート状製品のかみこみ検査

【-F model】軟質異物用

骨や貝殻といった軟質異物への検出感度を向上させたタイプです。

オプション説明

AI搭載で骨の検出感度を向上

AI の技術を活用して、従来自動検出が困難であった異物の検出感度向上が期待できます。

例:ウインナーの異物検出

アルミ板テストピース(6連)と骨の異物サンプルを貼り付けし、従来機と感度比較

検査画像(従来)

検査画像(AI搭載)

青丸---検出感度アップ

ピンク色で囲まれた部分がAIで検出された異物

エコモード機能でランニングコストを削減

検出性能を維持しながらX線出力を抑制してX線管球とラインセンサの寿命を延ばします。

X線管球とラインセンサの部品交換頻度を減らします。

パワーセーブ機能で省エネ

商品が一定時間ラインに流れてこない時、自動でX線照射量をセーブします。これにより消費電力が削減でき、消耗品の劣化も軽減します。
また、省エネモード時間を計測し、表示します。

生産・品質管理システム i-FORT

i-FORTとの連携で、現場作業者は離れた場所からでもIXの稼働監視・検査データの記録が可能です。
精度確認を含む検査結果は、電子データで保存されるので、確実かつ効率的に記録・管理を行えます。
また、市場に流通した商品は、商品の個体識別番号から検査データをトレースでき、検査記録情報
(X線検査画像)をかんたんに取得できます。

特殊検査

独自の画像処理技術で高精度検査

様々な形状の被検査物を、独自の画像処理技術を駆使し、高精度に検査します。

高速ランク選別

商品の質量を元に最大16ランクに選別できる仕様で、カキやホタテ、ピーマンなどの生産地で広く使われています。
生産量に合わせて2列検査タイプ、高速検査タイプを選ぶことができます。
ランク選別と同時に異物を検出できるので、品質向上に貢献します。

連包品の質量チェック

推定質量検査を使用することにより、カップ麺のスープ、かやくのように連なった状態のワークでも個々の質量を検査することができます。
また、同時に異物検査も可能です。

高速検査

横ピロー包装機などの高速ラインでも対応可能です。
生産性を落とさずに検査でき、品質向上に貢献します。

特殊検査

個数検査

からあげ

商品の軽度な重なりも画像処理で制御することで検査が可能

フランク串

串がクロスしている場合でも串の有無の検査が可能

錠剤薬剤シート

個数計数したい商品と周囲の密度が同等、もしくは周囲より薄い場合でも条件次第で欠品検査が可能

キューブ状商品

単重が軽く、ウェイトチェッカーでは個数検査が困難な商品も検査可能

ハム枚数検査(整列)

重なりがあっても枚数検査が可能

形状検査

きゅうり曲り検査

きゅうりなどの農産物の長さと曲りを検査可能

2枚入りクッキー割れかけ検査

重なっている商品のずれがあっても割れ欠けの検査が可能

内容物検査

具材検査

お弁当の中の具材の入れ忘れや内容量不足を検査可能

個別質量検査

指定したエリア毎の質量を同時に検査可能

バラ品検査

包装されていない状態の商品であっても、推定質量検査や形状検査が可能です。

饅頭の餡の抜け検査
バラ流し状態で商品の推定質量を検査し、餡の抜けを判別します。

ウインナーの折れ検査
バラ流し状態で商品の形状を検査し、ウインナーの折れを判別します。

缶マスク処理

大型缶マスク処理
大型缶などの撮影画像は、検査原理上、缶上部が膨張し検査感度が低下します。
それを防ぐ為に膨張部だけをマスキングすることで、缶全体を高感度検査します。
薄型缶マスク処理
缶の縁部分の検査が困難だった通常の周囲マスクに対し、薄型缶マスク処理は縁の内側を全体にマスキングし、缶の縁部分いっぱいまで高感度に検査します。

マスク無しの場合、缶の縁が誤検出して検出感度が悪い
縁の内側を全体的にマスキングし、縁部分いっぱいまで検査可能
特殊マスクを使用することで、縁の影響をキャンセルし、且つ、縁部分でも高感度に検出可能縁部分での高感度検査に加え、缶の凹み検査も可能

かみこみ検査

シール部への商品のかみこみを検査します。


かみこみ検査と異物検査が同時に可能

背貼り部分をマスク処理することで、背貼りの影響をキャンセルして検査可能

背貼りと同等の明るさ
でもかみこみだけを検出可

背貼りの中にある
かみこみも検出可

 

 

 

 

 

X線検査装置
X線検査機種選定と製品紹介

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