オーガー式粉体充填機

粉体をスマートに充填したい。

製袋形状を美しく充填したい。

製袋を箱に入れる際にピッタリと詰めたい。

 

粉塵の舞う作業室をなんとかしたい。

1ヶ月を通じ過充填量を減らしたい。

様々な要望が寄せられます。

 

 

真空脱気機能付オーガ式粉体充填機

 

 

嵩比重が0.2の粉体から8.0の粉体まで

想像を超えた問題が発生する。

ケミカルで未開拓な粉体が持ち込まれます。

 

オーガー式粉体充填機には無限の選択肢があります。

その答えを知りたいと思いませんか?

私たちはその答えを導き出すお手伝いをします。

 

真空脱気機能付オーガー式粉体充填機  AUGER Type : AF-1500型

 粉体充填で苦戦するのは圧縮されると容積が減少する粉体です。また、そのような粉体はふるいにかけると重量は同じでも容積が増えてしまいます。その上、粉体は舞い上がり袋のシール部に付着しシール性を損ないます。

 

 しかし、オーガー式充填機はその粉体を攪拌しながら嵩比重を一定に保ちスクリュー(オーガー)で充填します。その上流のホッパーで窒素置換を行いながら排出筒先端に脱気装置を装備。粉体は一定の嵩密度で粉舞を発生することなく製袋に供給される。

 

 目標重量に近づくとオーガースクリューはパルス制御からロードセルにバトンタッチする。そして目標重量にピタリと重量を合わせ充填を終了する。粉体を扱う工場はこの機械無くして粉体充填を安全、容易に行う事は出来ない。

 

特に粉体が人体に有害であるものなら、工場内に粉を舞わせることが出来ない。オーガーフィーラー充填装置の必要不可欠な理由であり、そしてオーガー式は粉体充填機の最適な設備である。

 

 

AF-1500 大型
真空脱気昇降式オーガー充填装置

オーガーを格納する筒(ファンネル)は太い。外側に筒内を脱気する装置を装着している。

オーガー粉体充填機 
Type:AF-750型
ホッパー部 及び上部駆動部

オーガーを格納する筒(ファンネル)は細めに設定

給袋包装機との連動で威力を発揮

 

供給装置が製袋の底から充填を
開始し上昇する。

昇降充填

 

脱気され製袋に供給された粉体です。粉は舞わず製袋に付着しない。脱気され製袋に充填された粉体の様子です。

粉体が脱気され製袋内に貼り付くことなく一定の嵩密度で充填されている。

これらの充填機に共通することはコンパクトな設計、容易な操作性、更なる駆動力、速度を必要とする粉体充填に威力を発揮します。

 

オーガー式粉体充填機のメリット

正確で早い粉体充填を実現

・単体、或いは縦横設置が可能で多種包装機械と連動し粉粒体包装にその威力を発揮します。

・高精度に作られた充填機であり粉塵の発生を抑え包装機も粉塵から保全する。

 

 微粉体、超微粉体の充填で粉塵飛散を無くし、透明な製袋は締り、シールは完璧です。微粉体は様々な形態・性質がある為、しばしば搬送中に固着やフラッシングを起こす。このようなトラブルを極力回避し、安定した稼働を実現すべく開発した機械が『脱気機能付オーガー式充填機』です。

 

粉粒体別供給先端部2種類

非流動性粉体オーガー充填機の構成粉体の性状により車のホイルに似た部品のスポーク数を変えることで対応します。

流動性粉体オーガー充填機の構成スクリューの停止後も落ちてしまう顆粒状ワークの落下を瞬間停止させる手法。

粉粒体を定量充填するには、幾つかの方法があります。

粉粒体の物性・要求される制度・容器の種類・機械の価格・運転経済コスト・要求されるフレキシビリティの程度

 

 これらの中で優先される条件から勘案して充填機の選定が行われる。充填する粉粒体が一定の密度を維持するように出来るとする。容量充填方式は比較的安価に出来、高い生産性を上げることが可能です。そして妥当な充填精度が得られる。

 

オーガー式充填機はその代表的な方式であり、流動性、非流動性のいずれにも対応出来る万能機です。

 

オーガーの各ピッチが単位容量と見なされ、通常、オーガーの回転数で充填量が決まります。

私たちは永年に渡る豊富な経験から、粉粒体の充填にはオーガー式充填機が、他の方式に勝ものであると確信し、蓄積したノウハウと得られるメカトロニクスを駆使し、機能の万能を期し、粉粒体の充填作業工程に貢献したいと願っております。

 

粉粒体の性状により難易度があります。事前にテストを実施し、適切な選定を行います。ホッパー・オーガーファンネル(筒)・スクリューの表面コーティングや形状を検討。難易度が高い粉体についても実証し、永年の研究から適切な手法を施します。

独自の粉粒体排出制御 先端脱気装置 VACUUM CUT-GATE(SHUT-OFF VALVE)

 

カットゲートバルブ

特許を取得した独自の粉粒体排出装置によってクリーンで高精度な粉粒体の充填を実現します。

『特許番号 第3814090号』

取得日:平成18年6月9日(2006年)

真空脱気ユニットとしてオーガー式充填機に組み込まれるカットゲートバルブ。

これを充填機先端部に装着する事でオーガー停止時における粉粒体のもれ・落下を防ぐ事が可能です。

脱気システムの原理  PRICEPAL

 

下図のように、本機は内側(フィルター部)と外筒(真空部)の2重構造になっており、特に、内部は金属フィルターと多孔金属プレートで構成されておりま
す。脱気工程は、処理粉体をオーガーにより移送しながら、真空室から粉体内の空気を吸引し脱気するものです。その際、内側の特殊なフィルターを介して、
粉体粒子を排出することなく、粒子間の空気のみを連続的に脱気処理します。

 

① フィルター(内筒)
② 外筒
③ オーガー
④ 真空室
⑤ 輸送室
⑥ 処理粉体

上図のように、本機は内筒(フィルター)部と外筒(真空部)の二重構造になっています。特に内部は金属フィルターと多孔金属プレートで構成されています。脱気工程は処理粉体をオーガーより移送しながら真空室から粉体内の空気を吸引し脱気するものです。その場合、内筒の特殊なフィルターを介して、微粉体を排出せず、粉粒体の空気のみを連続的に脱気処理します。

 

オーガー充填機を設置した窒素置換給袋自動包装機

下画像は株式会社古川製作所様提供の自動給袋包装機とオーガー充填機を連動したものです。

ここにチェッカーと金属検出機を連動させる。

ウェイトチェッカーは製袋包装品の重量チェックを行いながら製品重量の変化と傾向を検知する。

そのデーターを元にオーガースクリューの回転を制御し充填量のバラツキを補正出来ます。

高価な機械ではあるが1ヶ月単位のワークロスを極限まで削減し、原価低減に貢献します。

 

オーガー式粉体充填機 各機種説明

 

オーガー式粉体充填機 AF-750型

この機種は粉体定量充填機の基本標準機です。

標準仕様

充填量50グラム~10キログラム
充填能力5~80ショット/min
ホッパー100リットル
駆動サーボモーター 3P AC200/220V 50/60Hz
サイズW700㎜×D1,280㎜×H1,160~1,430㎜
機械質量約330㎏

 

極少量精密粉体オーガー充填機 『ミニ』AF200型

コンパクト・ミニ・ハンディなサーボモーターを組み込だテーブルタイプのオーガー充填機です。

 

各種粉末商品の少量高精度充填機です。

大いに役に立つ機種です。

設置場所を問わず、操作簡便。

 

ワークの切り替えも容易です。

200W、100Vのサーボモーター駆動は低コストで経済的です。

標準仕様

充填量の範囲0.3~10 g(粉・充填の種類によって50 g迄)
充填精度±3% (粉の性質により異なる場合があります。)
充填速度30s/min
オーガー径6㎜~15㎜
ホッパー容量2.8リットル
接粉部材質SUS304
充填制御方式パルス・カウント制御
機械寸法360㎜×430㎜×525㎜
機械質量33㎏

 

小量充填用オーガー式粉体充填機 AF-200型 標準・固定式・昇降式

[1]AF500型 スタンダード

[2]AF500S型 固定式 

[3] AF500S型 昇降式

[1] 少量充填用の標準機、可動フレーム台に搭載され、そのコンパクトなデザイン、容易な操作性、充分な充填精度。能力は粉・顆粒商品の自動充填作業に大
いに活躍し、威力を発揮します。この充填機は横縦での設置が可能で各種包装機や給袋包装機に容易に組み込むことが出来ます。仕様はオーガーオンリーになります。

 

[2] 標準機に高精度ロードセルを組み込んだ容器台を備え、容器を置きプリセットした正味質量を高い精度で充填します。容器台はフレームベース上に定置された固定式です。ロードセルによる質量制御を行います。またパルスカウントによるオーガーの回転制御、容量充填システムに切り替えることが出来ます。
二つのシステムの採用により、充填精度か充填速度かを優先する幅広い充填作業が行えます。仕様はオーガーとロードセルの2機構で定量充填を行う。

 

[3] 正味質量オーガー充填機、運転システムは容器の目方に関係なく設定した正味量の粉体ワークを計量ロードセルセンサーとの組み合わせにより高い精度で充填します。ロードセルを搭載した容器台は昇降運動をします。容器を台にセットし、スタートボタンを押すと台は上昇しトップ位置に達し、オーガー先端が容器の底に近づくと充填を始めます。と同時に台は下降を始めます。下降に伴い、バルク容量充填し、そして一旦停止。計量器からの信号でストップし精密補正充填が行われて、1サイクルを終えます。仕様はオーガーとロードセルと昇降機構、三つを使用します。

 

高精度な正味質量充填の確保と共に容器底部からの充填は粉塵の飛散を抑え、ロス防止及び作業環境の保全と能率向上に貢献致します。

型式500スタンダード500S型500S昇降式
充填量1 g~1,000g±1g~1,000g±1g~1,000g
充填精度±1/1,000±1/1,000±1/1,000
充填速度30S/min 100g充填時10~13S/min 1㎏充填時5~8S/min 1,000g充填時
ホッパー16リットル
モーター0.75kWサーボ3P200V 50/60Hz0.75kWサーボ3P200V 50/60Hz0.75kWサーボ 3P200V 50/60Hz昇降用サーボ0.2kW
寸法800㎜×700㎜×1,800㎜800㎜×700㎜×1,800㎜350㎜×800㎜×2,040㎜
質量約150㎏約150㎏約200㎏
制御盤寸法 350㎜×70㎜×1,480㎜350㎜×70㎜×1,480㎜
質量 70Kg70Kg
※精度 500スタンダードは100g充填時 Sと昇降式は1Kg充填時の値

オーガー式粉体充填機 AF-500N型 AF-550N型 精度能力をアップ小容量の自動充填には、据付、操作性が容易で、精度、能力の充分な標準機です。

少量充填用の標準機、可動フレーム台に搭載され、そのコンパクトなデザイン、容易な操作性、充分な充填精度と能力は粉、顆粒ワークの自動充填作業に大いに活躍し、その威力を発揮します。

充填機はまた、それ自身、縦・横型に設置使用出来ます。多種包装機に連動出来ます。或いは給袋包装機械にも容易に組み込むことが可能です。

[2]AF-500N型 

[2]AF-550N型

 

自動正味質量オーガー充填機 AF-750S型(昇降式)
粉粒体のワークを缶、瓶、袋、カートン等の容器にその質量差に関係なく設定正味質量を充填するオーガー充填機です。(1Kg~50Kg)高性能ロードセルセンサーを搭載。

昇降運動する計量台は容器がセットされると自動的に風袋重量をゼロにして上昇します。(最大ストローク500mm)台が頂点に達し容器の底部にオーガー先端が到達した状態でバルク充填が始まります。設定充填容量の90~95%の急速充填が始まります。このバルク充填が始まると同時に計量台を安定させ正確な計量信号を受け付けます。

そして、残質量の補正充填を行います。全充填工程を終え、台は下がり元の位置に戻ります。操作盤で充填量の表示及びプリントアウトが出来ます。

本機は高精度な正味重量を確保すると共に容器底部からの充填は粉塵の飛散を抑えます。また、ワークのロスを防止するのに加え工場内の作業環境の保全と能力向上に貢献します。

下記の動画はオーガー充填(パルス)だけとオーガー充填&製袋昇降を加えた場合とオーガー充填&製袋昇降&秤(ロードセル)の3つのパターンで充填の違いを比較しました。

それぞれ粉体の嵩密度感と目標充填量に対する精度を見て下さい。

オーガー式粉体充填機代表機種仕様一覧

型式AF-200AF-500NAF-550N
充填量0.1~20g1g~300g1g~500g
能力10~30s/min10~50s/min10~50s/min
ホッパー2.8リットル15リットル35リットル
駆動0.2kW AC100V0.75kW 3P200V1.5kW 3P200V
機械寸法250㎜×475㎜×337㎜360㎜×765㎜×770~920㎜510㎜×840㎜×770~920㎜
質量約10kg約60Kg約80Kg
※AC200はAC200/220V 50/60Hzです。
型式AF-750AF-1000AF-1350
充填能力50g~10kg5kg~30kg5kg~100kg
能力5~80s/min2~5s/min1~5s/min
ホッパー70リットル100リットル150リットル
駆動3.0kW4.4kW8.0kW
機械寸法640×1,139×950~1,250700×1,280×1,160~1,4301,330×1.330×1,160~1,430
質量約150kg約330kg約350kg

※3P 200V/220V 50/60Hz サイズ単位はミリ

充填工程1サイクルのシーケンス

左の昇降式は容器の底から充填を始め粉体の満量をもってロードセルにより定重量で停止する。
右の固定式は粉体の舞わないワークに適する充填方法であり塩や砂糖など正常の良いものに適しています。当然タクトは格段に早くなります。

スクリューコンベア粉体搬送装置コンパクトな設計、移動や分解洗浄を容易にした粉体搬送装置です。密閉ケージングの粉体搬送によって飛散や外部からの異物侵入を抑止します。
① コンパクト設計・取扱容易
② 容易に解体、洗浄が簡単
③ キャスター付で移動が楽々
④ 密閉ケージング内の搬送なので、外部への粉体飛散がありません。外部からの異物混入もありません。

用途:小麦粉、レギュラーコーヒー、ミックス粉、香辛料、きな粉、食品添加物、すりごま、上新粉、各種粉体化学薬品等、粉体製品。

SF-S型

SF-W型

型式SF-S型SF-W型
ホッパー形状標準タイプトラフタイプ
容量60リットル100~150リットル
アジテーター
駆動モーター
0.2kW0.4kW
スクリュー  4"=100⌀
or   5"=125⌀
  4"=100⌀
or   5"=125⌀
駆動モーター0.75kW0.75kW
機長2,000㎜~2,800㎜2,000㎜~3.300㎜
揚程1,50㎜~2,300㎜1,500㎜~2,800㎜
能力10~20kg/min10~20kg/min
接粉部材質SUS 304SUS 304
スクリュー逆転PossiblePossible

 

カップ、フォーム、ブリスター包装機(ポーションパック)用充填機
●他連オーガー式充填機、顆粒充填機(2~8連オーガー)
●多連ノズル式液体、粘体充填機(単・複ライン?2~20ノズル)
●その他各種充填機の設計・製作も承ります。

AUGER TYPE FILLER POWDERS AND GRANULES

電話03-6323-4681