株式会社M&Eは製菓食品包装をトータルサポート


 計量充填包装は特に食品に限ったことではなく医薬品、ケミカル品、雑貨、その他ありとあらゆる商品に必要とされます。『こんなことができないか?』から始まり、こうすればできるのではないか?例えば液体に使われる包装形態をものすごくコンパクトにしてお菓子を入れてみて『これ面白いね!』。包装形態を変えることで格段に売れることがある。

私たちが探し求めているものはある世界での『当たり前』を違う世界での『当たり前』にしてしまう思い切ったクリエイティブパワーだと思っています。充填包装機械を何時間も何日も見ていると『あれ、ここをこうしたらもっとスピードを上げられる』『不良率をゼロにできる』と答えが出てくるんです。

『ここをなんとかして欲しい!』と思う毎日が面白くなってくるんですね。商品を作る工程は実は凄く楽しくクリエーティブエンターテイメントなんだと思うようになる。

画像の包装機はキャンディの超高速包装機である。出発点は開発コードネーム『FW1000』つまり1分間に1,000パックを包装する使命を帯びて開発された。(下記画像は最新機種で、1,800Pack/min可能と言われている)

 多くのキャンディメーカーから期待された包装機である。本来、飴玉は『ひねり包装』と相場が決まっていた。
それは砂糖分が多くカロリーが沢山取れる。しかし、時代は豊かになり、市場は低カロリーでお口で楽しめる飴を望むようになった。
時代の要請なので、砂糖分を減らし、水飴を多くするとカロリーは低くなる。(ひねり包装ではワークが無いと包装しないので空袋が発生しない)

 その代償として吸湿しやすくなる。ここから『ひねり包装』ではなく『ピロー包装』が求められるようになった。
高速でキャンディを供給するので割れ欠けが発生しやすくなる。1粒3.5gで碁石状のキャンディなら1,000包/分包装できる。
その代わり空袋が沢山発生する。センターもの(中にどろっとした液体がはいった飴)などを仕掛けたら惨憺たるものだ。

 しかし、それぞれの菓子メーカーが独自に解決策を実践し解決していった。
このあたりの話をはじめると結構ゴツいブログが書けるほどだ。
フィルムは,Pet#12/DL/VMCPP#25Pet#12/DL/CPP#25等、Petは低温でもシール性が良く、高温で縮れない。

 機械はONして50m/分のスピードが出るわけではなく、停止する際もドスンと停止するわけではない。
ONで徐々にスピードと温度を上げて行く。OFFでその逆となる。そこまで機械を進化させた。
包装オペレーターのプロは初期の1,000型が良いという。いきなり高速になり、停止もすぐに止まる。

 その設定の方が生産性が高く、出来高が読めるからだ。1,000m巻きのフィルムなどは一瞬でなくなってしまう。
オートスプライサーもその時代から随分、進化した。(決定的な解決策は両面テープのグレードであった)
包装は実に『おもしろい』たくさんの工場を見てきましたけれど、どこも苦しみ抜いて工夫しています。

ようこそ包装機の世界へ

 充填機、計量機、包装機でそれらを使用するメーカーの浮き沈みが決まってしまう。
それを知っている企業の経営者は『包装設備』に金を掛ける。
20本入りの紙巻きたばこは1,000箱/分包装をする。たばこの本数で言えば20,000本である。

 昔の菓子メーカーは欧州に機械を買い付けに通った。G.D (COESIA)、SAPAL
機械本体のキャビネットを開けると手が入らないほどスプロケットとカムが仕込まれている。 
現代、日本製包装機械の中は電気制御が進んで空洞だ。そして一定期間が過ぎると基盤を作っていないから新品に買い換えてとなる。

 

 例えばウェイトチェッカーやメタルチェッカー等では買い換えの動機は検査能力の向上である。

だから基盤が壊れて廃盤なので新品に買い換えて欲しい率は極端に低くなる。そんな事情も含めて高いお金をかける機械は詳しい人に選んで貰うのが一番だ。そんなことはネットを調べても何処にも書いていない。

 数え切れないほどの選択肢があります。お客さまの事情を伺いながら選ぶことも大切な仕事であります。それは『安心・安全・高機能』だけではないはずです。

 皆様のお仕事を向上させるためのチョイスアソートメントをお手伝いします。
ようこそ包装機の世界へ