印字機器、プリンタ、真鍮活字、インクジェット、サーマルプリンタ



印字することの重要性は日に日に増して行く。

日時分まで打ち込む必要性やラインや同じ製品を

複数の工場で生産する場合にあってはならないこと

それが発生した場合に原因と対策を明確にする。

複雑になればなるほどミスは増え、誤認する事態も

想定される。

徹底的に実施するのか、仕方ないので出来る限りの対策を実施するのか

完璧に出来ないことが歯がゆい。

設備機器に金をかければかけるほど

どうしようもない失敗が発生する。

CCDカメラを使用し印字内容が誤っていないか、抜けている文字はないか、機械で検査している

ここまで金をかけて、優秀なメーカーの印字システムを導入した。

それでいながら1ケースまるまる印字されていない商品が返品されてくる。

これはどうして発生するのだろう。

例えばペットボトルのラインは毎分500~600本製品が出来上がって来る。

そのキャップ部にインクジェットプリンタで印字している。

そのスピードでインクを飛ばしていることも凄いことだ。

 

それも平面にプリントするのではなく曲面に打つ。

そんな時代に古い横ピロー機がインクポットから

ゴムの活字でインクを拾い、フィルムに打刻している。

 

そんな光景を見るとどうすることが良いのか

印字に対しての思考を止めたくなる。

横ピローは160回転で包装をしているのだから。

ステルスインクを使用しWインクジェット印字を行う食品メーカーもある

皆さんは当然、デズニーランドに行ったことがありますね。

朝から晩までいる時に途中退園してまたもどる際に

出口で手の甲に判子を押されませんでしたか。

 

肉眼では見えなくて紫外線を当てると紫色の文字が浮かんでくる。

これがステルスインクと呼ばれるものだ。

これを食品に使うと言うことは購入者からの賞味期限がない

 

と言うクレーム対策になっている。

お客様を欺すわけだ。

賞味期限がないので小売店から苦情が来る

 

それを紫外線懐中電灯を持って営業が行く。

この賞味期限はこの日付です。

いくら擦ってインクが落ちてしまうから

 

お客様を陥れるようなやり方には疑問も残る。

プライスシールに日付を印字したお土産物は

剥がせば終わりである。

 

間違いのない期日をどのように、容易に消えない方法で打刻することは出来ないのだろうか

設備が重装備になるからお客様のお怒りも大きくなる。

50年前、卵に日付は表示されていなかった。

消費者の見る眼と勘で判断していた。

筆者は印字でクレームが来ることを死ぬほど恐れていた。

だから真鍮活字で打刻する方法に固執した。

薬品で消しても跡が残るので日付は判る。

実に単純な理由だ。

そして機械の設定が上手であれば

目視検査で印字に起因するクレームはゼロに出来る。

 

気を付けるのは和暦ではなく西暦を使う。

何を言われようと西暦4文字を打つことだ。

年号を2桁で打って大失敗を犯す。

 

サーマルプリンタを導入し3直体制で生産をしていた。

午前零時に1ケースに日付の違う商品が入ってしまう。

製造現場の苦しみが見えてくる。

 

出来る限り簡素にルールを作る。

事前に間違いが起こらない打刻方法を検討する。

これが大切なことだ。

 

 

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